WordPressは、世界中で多くの人気を集めている無料のCMS(ホームページ管理システム)です。
誰でも手軽に利用できる反面、ハッカーなどに狙われやすいという一面があり、セキュリティ強化のためのアップデートが定期的に行われています。
このアップデートを怠った状態でサイトを放置してしまうと、「脆弱性を狙われてサイトが改ざんされる」「サイトが表示されなくなる」「パスワードなどの情報を盗まれる」などといった事態に陥ってしまう恐れがあります。
また、WordPress本体のアップデートに伴ってテーマやプラグインもアップデートが施され、本体・テーマ・プラグインをすべて含めると数日に1回ほどの更新が必要となる場合が多いです。
そのため「WEBサイトが完成したらそれで終わり!」というわけではなく、サイトを安定的に保つには定期的なメンテナンスが必要不可欠なのです。
本記事では、WordPressサイトを安全で快適に運営するために必要となるメンテナンスについて解説します。
メンテナンスを怠ることで被る不利益
WordPressサイトの定期的なメンテナンスを怠ると、以下のような不利益を被ることがあります。
- セキュリティリスクの増加
- パフォーマンス低下
- SEOの低下
セキュリティリスクの増加
古いバージョンのWordPressやプラグインは、セキュリティホールが見つかりやすくなり、ハッキングやマルウェアのリスクが高まります。
最悪の場合、サイトが表示されなくなったり、パスワードなどの情報が盗まれたりといった事態に陥ります。
パフォーマンス低下
データベースの肥大化や不要なファイルの蓄積により、サイトの読み込み速度が遅くなります。
サイトの表示スピードが遅くなればなるほど訪問者の離脱率が高まり、サイトを見てもらえなくなる可能性が高まります。
SEOの低下
メンテナンス不足のサイトは、検索エンジンからの評価が低下し、検索結果の順位が下がる可能性があります。
サイトへの訪問者が減ることで、ビジネスチャンスを逃すことに繋がります。
テーマやプラグインもアップデートが必要
WordPress本体だけでなく、テーマやプラグインも定期的なアップデートが必要です。
その理由としては、以下のような点が挙げられます。
- 互換性の確保
- セキュリティ強化
- 機能の改善
互換性の確保
WordPress本体がアップデートされると、テーマやプラグインもそれに対応する必要があります。
互換性のないバージョンを使用すると、サイトが正常に動作しなくなることがあります。
セキュリティ強化
WordPress本体のアップデートと同様に、最新のバージョンを使用することで脆弱性が修正され、ハッキングのリスクを低減できるようになります。
機能の改善
開発者は常に新しい機能を追加し、既存の機能を改善しています。
アップデートをすることで機能性が向上し、運営者にとって使いやすい環境が整います。
WordPress本体のアップデートの種類
WordPress本体のアップデートには、大きく分けて以下の2種類があります。
- メジャーアップデート
- マイナーアップデート
メジャーアップデート
WordPressのメジャーアップデートは、新しい機能や改善、セキュリティパッチなどを含む大規模なアップデートで、WordPressサイトの安全性、使いやすさ、パフォーマンスを向上させるために重要です。
アップデートを行うことで、最新の機能を活用し、セキュリティリスクを最小限に抑えることができます。
マイナーアップデート
WordPressのマイナーアップデートは、主にバグ修正やセキュリティパッチの適用を目的とした小規模なアップデートで、サイトの安定性とセキュリティを維持するために重要です。
マイナーアップデートはメジャーアップデートほど大きな変更を含まないため、リスクが少なく、通常は自動的に実行されます。
まとめ
WordPressサイトの定期的なメンテナンスは、サイトの安全性、パフォーマンス、SEOにとって非常に重要です。
セキュリティリスクの低減やサイト速度の向上、検索エンジンの評価の維持など、さまざまなメリットがあります。
WEBサイト運営者は、WordPressサイトの定期的なメンテナンスを実践し、安全で快適なサイト運営を心がけるようにしましょう。
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